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最も目の疲れを感じる季節は? IT女子500人を大調査

 2015年08月19日 06:00

 パソコンやスマートフォンなど、目を酷使することが多い現代人。その中でも、仕事での長時間パソコンの画面と向き合うIT関連企業で働く女性(IT女子)では、ほぼ全員が目の悩みを抱えていることが分かった。参天製薬が20~40歳代のIT女子500人を対象に行った調査で明らかになったもので、9割が目のトラブルが原因で仕事の効率が落ちた経験があったという。また、気候や環境によっても異なり、日差しが強く冷房による乾燥の影響も受けやすい夏は、最も目に疲れを感じやすいようだ。

眼精疲労と頭痛

 目を使い過ぎると休憩をとっても目の痛みや頭痛などの症状が残る「眼精疲労」にもつながりやすいという。今回の調査では、IT女子の93%が「目の悩みから、仕事の効率が落ちることがある」と回答した。

 仕事中に感じる目の悩みについて聞いたところ、「集中してパソコンに向かうと目が疲れ、頭が痛くなる。ひどい時だと目まいや吐き気がする」「パソコン作業中は一点を凝視してしまい、目が乾燥したり疲れたりし、頭痛を伴う目の凝りがある」など、目の疲れとそれに伴う体調不良を訴える人が多かった。「ドライアイでコンタクトレンズが張り付く感じがする」「コンタクトレンズを装着し続けることがつらくなり、平日は毎日メガネを使うようになった」といったコンタクトレンズに関する悩みも見られた。

 また「目の疲れの感じ方が季節ごとに異なる」と回答した人に「最も目が疲れると感じる季節」を聞いたところ、「冬」(42%)を抑えて「夏」(65%)が1位となった。オフィス環境では冬同様に冷房で乾燥する。それに加えて夏では、紫外線の影響を受けやすい点が目に大きな負担をかけるようだ。

1人で複数の症状に悩み

 「仕事中に感じることのある目の症状」を複数回答してもらったところ、「特に目の症状を感じない」という人はわずか9%で、9割以上の人が何らかの目の異常を感じていることが分かった。具体的には「目の疲れ」(71%)、「目の乾燥」(65%)、「目のかすみ」(43%)、「目の充血」(24%)などで、1人当たりの平均回答数は3個と、多くの人が複数の症状を感じていた。

 IT女子が日常的に行っている目の対策は、「首や肩のマッサージ」(61%)、「目薬」(58%)、「目の体操」(52%)、「目のマッサージ」(47%)など。「仕事中にコンタクトレンズを使用している」のは全体の41%で、日常的に行う目の対策の1位は「目薬」だった。目の乾燥や疲れをより強く感じているコンタクトレンズの使用者は、目の対策に目薬が欠かせないようだ。

(あなたの健康百科編集部)

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