徳川家康もやめられなかった「爪噛み」防ぐ6つの秘訣
2015年10月09日 06:00
日本皮膚科学会の公式サイトなどによると、かの徳川家康もやめられなかったという「爪噛(か)み」の癖。歴史上の偉人もそうだったのかと安心してしまいそうだが、専門医らは爪噛みによるさまざまなデメリットを指摘している。こうした中、米国皮膚科学会は、皮膚科医による爪噛み癖をやめるための6つの秘訣(ひけつ)を発表した。
どうしてもやめられない場合は精神科医に相談を
爪噛み癖は幼少期に始まることが多く、米国では精神科を受診するケースも少なくないようだ。それ以外にも深刻な健康問題を引き起こす可能性があると述べているのは、米国皮膚科学会専門医で米カリフォルニア大学デービス校のマーガレット・E・パーソンズ臨床准教授。
同臨床准教授は、爪噛みを続けることで、爪の周りの皮膚が傷ついたり、爪が変形したりするだけでなく、細菌やウイルスが爪から口、または口から爪に移してしまう恐れもあると指摘する。
パーソンズ臨床准教授が勧める「爪噛み癖をやめるための6つの秘訣」は次の通り。こうした方法をもってしても癖が治らない場合には、精神心理的な問題がないかどうかを精神科専門医に相談するよう呼びかけている。
- 爪を短く切る
- 苦味のあるマニキュアを使用する
- マニキュアによる手入れを欠かさず行う
- 爪を噛む癖を他の好ましい習慣(ストレスボールを握って気持ちをそらすなど)に置き換える
- 爪を噛むきっかけを認識する
- 爪を噛むことを一度にではなく、徐々に止めてみる
(あなたの健康百科編集部)