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「風邪で休んだことない」名医が実践する9つの健康法―その1

 2015年11月18日 10:00

 季節の変わり目は体調を崩しやすい時期。大事な仕事や楽しみにしていた旅行の直前に風邪をひいてしまう―なんて悲劇を避けるにはどうしたらよいのか。11月16日放送のフジテレビ系情報バラエティー番組「バイキング」では、10年以上風邪をひいていないという名医2人の生活に密着。一体、どんな健康法で風邪を予防しているのか? まずは、「医者になって30年近いが、風邪で仕事を休んだことはない」と言い切る16号整形外科(神奈川県相模原市)の山田朱織院長の健康法が紹介された。

アロマやチアシードに「これだけ体操」

 番組では、16号整形外科の3階にあるという山田朱織院長の自宅に、女優の麻木久仁子さんとお笑いタレントの田中卓志さん(アンガールズ)が訪問。30年以上も風邪をひいていないという山田院長は「冬の風邪予防は免疫を高めることが重要」と断言し、特に睡眠が大切と語る。

◆名医が実践する健康法・その1
感染予防の万能アロマ「ティーツリー」で空気殺菌

 日本アロマセラピー学会の元理事でもあった山田院長によると、アロマオイル「ティーツリー(お茶の木)」には、「抗菌」「抗ウイルス」「抗カビ」と3つの効果があり、空気中に香らせるだけで風邪の予防にもなるのだとか。

◆名医が実践する健康法・その2
サラダに「チアシード」と「バオバブフルーツパウダー」をふりかける

 山田院長が毎日、朝も昼も食べているのが、オリジナルのジャーサラダ(瓶詰めサラダ)。風邪予防のための栄養素がたっぷり入っているという。鼻と喉の粘膜を強化するビタミンAを含むカボチャ、ホウレンソウ、卵黄。免疫力がアップするビタミンCを含むキャベツ、ブロッコリー、ピーマン。こうした野菜15種類に加え、"スーパーフード"のチアシードとバオバブフルーツパウダーをふりかけているのだそう。

 チアシードはシソ科の植物の種で、グルコマンナンという成分は食物繊維たっぷりで、便秘解消にもよいのだとか。また、抗酸化作用でアンチエイジング効果もあり、「50歳以上は必須アイテム」と麻木さんに勧める。

 またバオバブフルーツパウダーは、小説「星の王子さま」にも登場するバオバブの木の果実を粉末にしたもの。レモンの3倍のビタミンCと、ゴボウの8倍の食物繊維が入っているという。

◆名医が実践する健康法・その3
水分補給の新常識・こまめに温かい緑茶を飲む

 山田院長は、ティーバッグから抽出したホット緑茶を水筒に入れ、ときどき飲んでいるという。緑茶の中にはカテキンという成分が入っており、20度以上のお湯だと茶葉から抽出され、殺菌と抗菌効果を発揮すると説明する。

◆名医が実践する健康法・その4
1日1回でOK、「これだけ体操」

 東京大学病院の整形外科医、松平浩特任准教授が考えた「これだけ体操」。猫背の人に効果があり、背中が伸びてコリが取れるとされる。「これだけ体操」をしたアンガールズの田中さんも、背中が伸びたと感じたようだ。

◆名医が実践する健康法・その5
最強の免疫力アップ法・寝るときの服装は薄着

 睡眠研究の第一人者でもある山田院長が、風邪予防のために毎晩心がけているのはまず、羽毛布団にはカバーをかけないこと。カバーが原因で寝返りがしにくくなり、体が動きづらくなることで体が冷えてしまうのだとか。寝返りは人間の生体現象であり、寝返りで体温を調節し、一定の温度に保つことが大事という。さらに、寝るときの服装は薄着にすることがポイント。過度に厚着をすると体温調節能力が落ちてしまうからだ。

 これらのほかに山田院長は、マスクを午前と午後で替えており、安くてもいいので毎日使い捨てできるものを選んでいるとしている。

その2につづく

(木村朱里)

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