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平均寿命83.7歳、日本が世界トップの座守る...WHO統計

 2016年05月23日 06:00

 世界保健機関(WHO)が5月19日に発表した2016年版の「世界保健統計(World Health Statics)」によると、2015年時点の日本人の平均寿命は83.7歳で、同統計がとられ始めた20年以上前から続く世界一の座を守った。一方、平均寿命が60歳に満たない国もアフリカサハラ砂漠以南の国を中心に22カ国に上り、最も低いシエラレオネでは50.1歳と日本に比べ30年以上短かった。

「健康寿命」も日本がトップ

 統計は世界194カ国のデータに基づき2015年に生まれた子供の平均寿命などを推算したもの。世界全体の平均寿命は71.4歳で、2000年から5年延びた。特にアフリカ地域で乳幼児の生存率向上やマラリア対策、HIV治療の普及を背景に、この15年間で平均寿命が9.4年延びており、世界の寿命延長に寄与したとみられている。

 国別では日本が83.7歳と前年から引き続きトップ。2位はスイス(83.4歳)、3位はシンガポール(83.1歳)だった。男女別では日本人女性が86.8歳で1位、日本人男性は80.5歳で6位に入り、男性は昨年の8位から順位を上げた。

 平均寿命が82歳を超える国は日本を含め12カ国に上ったが、60歳に満たない国も22カ国に達し、全てサハラ砂漠以南のアフリカの国だった。最も低かったのはシエラレオネで50.1歳(男性49.3歳、女性50.8歳)。アフリカ地域では平均寿命が延びる傾向にあるものの、高所得国と低所得国の間には依然として大きな格差が残ることが浮き彫りになった。

 健康上の問題がない状態で日常を送れる期間を示す「健康寿命」も世界平均の63.1歳に対して日本では74.9歳と長く、やはり世界一だった。

(あなたの健康百科編集部)

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