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あなたは何%?10年以内に心臓病になる確率チェック

 2016年05月25日 06:00

 国立がん研究センターなどの研究チームは5月23日、性別や年齢、血圧や脂質、血糖などの検査値を基に、今後10年間に心筋梗塞や脳卒中を発症する確率を予測する計算モデルを開発したと発表した。同チームの公式サイトでは、健診の検査値などを入力すれば、自分がこれらの病気を発症する確率を簡単にチェックできる。計算モデルの開発方法や、予測精度を検証した結果などが4月15日発行の「Circulation Journal」(電子版)に掲載されている。同チームは「自分の心臓病や脳卒中の発症リスクを知った上で、喫煙している人は禁煙するなど行動の変化を促すきっかけとして役立ててほしい」としている。

13項目の質問に答えて心筋梗塞や脳卒中を発症する確率を予測

 計算モデルは運動や食事などのさまざまな生活習慣と病気のリスクとの関係について調べるために実施されている「多目的コホート(JPHC)研究」の参加者1万5,672人を約16年間追跡したデータを基に開発された。さらに、同研究に参加した時期が異なる別のグループ(1万1,598人)を対象に同モデルの予測精度を検証したところ、今後10年間の心筋梗塞や脳卒中、脳梗塞の発症リスクを正確に予測できることが確認されたという。

 同モデルを使えるのは現在40~69歳で、今まで心筋梗塞や脳卒中を発症したことがない人。研究チームの公式サイトでは、「年齢」「性別」「降圧薬の内服の有無」「血圧」「血糖」など13項目の簡単な質問に答えるだけで、今後10年間に心筋梗塞や脳卒中、脳梗塞を発症する確率をチェックできる(以下は具体的な例)。

 研究チームは「この計算モデルを活用して健康づくりや病気の予防に役立ててほしい」としている。

(あなたの健康百科編集部)

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