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10月29日は世界乾癬デー

 2018年10月28日 06:00

 乾癬・乾癬性関節炎の認知度の向上、情報の普及、治療へのアクセス向上、乾癬コミュニティーへの発言権提供を目的として、2004年に乾癬患者会組織国際連盟(IFPA)が毎年10月29日を世界乾癬デーに制定した。世界中で小規模の集まりから大きなイベントまでさまざまな活動をしており、今年(2018年)のテーマは"treat psoriasis seriously"である。

 乾癬は尋常性乾癬、滴状乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、関節症性乾癬に分類され、乾癬の約9割は尋常性乾癬で銀白色の鱗屑を伴い境界明瞭な盛り上がった紅斑を呈する。できやすい部位は慢性の機械的刺激を受けやすい頭部、肘、膝、臀部、下腿伸側で、日本には10万人以上の患者がいる。免疫に異常を来しやすい体質の人にストレス、感染症などの刺激が加わって発症し、慢性に経過し他の人に感染しない。治療には外用療法、光線療法、内服療法、注射療法があり、ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬を用いることが多い。今年3月にグセルクマブが日本で承認された。インターロイキン(IL)-23はヘルパーT細胞17(Th17)を活性化させるが、同薬はIL-23のp19サブユニット蛋白質と結合しIL-23の作用を抑制するヒト型免疫グロブリンG1λモノクローナル抗体である。

(あなたの健康百科編集部)

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