2017年11月27日号
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高血圧基準「130/80」の波紋(編集部・大江円)

 米国心臓協会(AHA)/米国心臓病学会(ACC)の高血圧ガイドラインが改訂され、高血圧の基準が米国高血圧合同委員会の第7次報告(JNC-7)による基準の140/90mmHg以上から130/80mmHg以上に引き下げられました。これにより米国の高血圧罹患率は、JNC-7基準の31.9%から45.6%に上昇し、高血圧と診断される患者は1億330万人に上ると見られています。新ガイドラインに基づくと、8,190万人(米国人の36.2%)に降圧薬療法が、2,140万人に非薬物療法が推奨される見通しです。一方、降圧薬により目標値を達成できない人はJNC-7基準では39%であったのに対し、新基準では53.4%に増加すると予想されています。

 高血圧基準改訂の背景にあるエビデンスとして、より厳格な降圧目標(SBP 120mmHg)によりリスクの低下することを示したSPRINT試験があります。しかし、米国の高血圧の専門家の中にはSBPを120mmHgとすることに懐疑的な意見もあったことから、今回のガイドライン改訂委員会は、SPRINT試験の結果を一部受け入れ、妥協案としてSBP 130mmHgとしたとされています。

 ガイドライン改訂委員の一人でUniversity of Michigan Health SystemのKenneth Jamerson氏は「今回の改訂によって高血圧と診断される人が増え、降圧薬の投与が増える。しかし、降圧することにより脳卒中、心血管イベント、腎不全を予防することでより多くの命を救い、医療費を削減することになる。医療システムに予算を当てて高血圧を早期に治療・予防することが国民全員の利益になる」と述べています。

 一方、自治医科大学循環器内科主任教授の苅尾七臣氏は、Medical Tribuneへの寄稿の中で「アジア人では高血圧とより関連の強い脳卒中や非虚血性心不全が多く、欧米よりも循環器リスクとしての血圧のインパクトが強いことから、降圧を徹底するという米国の方向性はアジア人、日本人でこそ有用だ」と述べています。

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