2018年01月15日号
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編集こぼれ話 カフェインの話(編集部・牧野勇紀)

 記事「血中カフェイン濃度でパーキンソン病を診断」で主役のカフェインについてのお話を少しだけ。

 カフェインというと、カフェインを含む「エナジードリンク」を大量に摂取していた男性が死亡し、「カフェイン中毒死」と結論付けられたことも記憶に新しく、悪者のイメージが強いようです。特に小児では影響が懸念され、18歳未満にエナジードリンクを販売できない国があるほどです。

 しかし、カフェインが含まれるコーヒー、紅茶、緑茶といった人類が長年つき合ってきた飲み物にはメリットが多く確認されていることも事実。「コーヒー2〜3杯では死亡率減少などのメリット」「緑茶を多く飲むほど要介護リスクが低下」など枚挙にいとまがありません。もちろんこれらの飲み物の「効果」がカフェインによるものか否かはすべてが明らかになっているわけではありません。

 ただ、パーキンソン病の予防にはカフェインの適切量(コーヒー1〜2杯)の摂取が有効であることが分かっています。冒頭の記事で紹介した研究はこれがきっかけとして始まりました。そして、カフェインをパーキンソン病の治療薬に応用することも今後視野に入れているそうです。カフェイン中毒は「薬も大量に摂れば毒になる」の典型例。ほどほどが肝心のようです。

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