米国リウマチ学会が改訂RAガイドラインを公表
新規治療薬の位置付けを明示,バイオシミラーは推奨に盛り込まれず
2015年11月19日 08:00
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米国リウマチ学会(ACR)はこのほど,関節リウマチ(RA)治療ガイドライン(GL)の改訂版を同学会の年次集会(11月6~11日,サンフランシスコ)期間中にArthritis Rheumatol とArthritis Care Res(いずれも2015年11月6日オンライン版)で公表した。改訂は2012年版以来,3年ぶり。今回公表された2015年版の草案は,既に昨年(2014年)の年次集会で概要が公表されているが,草案からの大きな変更点はないとされている。2012年版と比べた主な相違点としては,治療アルゴリズムにおいて米国で2012年に承認されたヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のトファシチニブの位置付けを明示。バイオシミラー(バイオ後続品)に関しては,同国では RA治療薬として承認されたものはまだないため,推奨項目には盛り込まれなかった。