麦芽乳酸菌由来ポリリン酸が炎症性腸疾患を改善
第43回日本臨床免疫学会
2015年11月26日 14:00
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炎症性腸疾患(IBD)の病態に腸内細菌叢の異常が関与しており,プロバイオティクスを用いた治療が注目されている。旭川医科大学内科学准教授の藤谷幹浩氏らは,麦芽乳酸菌の培養上清から活性物質である長鎖ポリリン酸を同定し,新規IBD治療薬として期待される作用が得られたことを,第43回日本臨床免疫学会総会(10月22~24日,会長=兵庫医科大学内科学講座リウマチ・膠原病科主任教授・佐野統氏)の合同シンポジウム「新規治療を目指す免疫疾患研究の最前線」で報告した。