単に受診のきっかけでなく,専門性の高い医療の提供こそ重要
女性医のニーズ高い大腸肛門科の現場から
2015年12月02日 14:00
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肛門科疾患は受診に際して羞恥心などの心理的抵抗を伴うことから,女性医師のニーズが高い診療領域とされている。第70回日本大腸肛門病学会学術集会(11月13~14日,会長=藤田保健衛生大学下部消化管外科教授・前田耕太郎氏)では,パネルディスカッション「大腸肛門診療における女性医師の意義」が開かれ,第一線で活躍する女性医師たちが,診療の現状や直面してきた課題,さらに女性肛門科医師を増やすための方策などについての意見を交わした。医学部生の約3分の1が女性という状況下で,女性医師の活躍がますます期待されるが,日々研鑽し,専門性を高める姿勢こそ重要という認識は共通していた。