非肥満の妊娠糖尿病の初期診断で"早期介入を省略できる可能性"
2015年12月03日 14:30
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長崎医療研究センター産婦人科医長の山下洋氏らは,妊娠前期に妊娠糖尿病(GDM)と診断された肥満例では,インスリン使用量が多く,妊娠高血圧症候群の頻度が高かったとする同科での検討結果から,早期の診断と治療的介入の意義を確認した。一方,非肥満例では,20単位以上の高用量インスリンを要した7割超は妊娠24週以降に必要となったことから,同氏は初期に診断されたGDM非肥満例では早期治療介入を省略できる可能性があると,第31回日本糖尿病・妊娠学会年次学術集会(11月20~21日,会長=東京女子医科大学糖尿病センターセンター長・内潟安子氏)で報告した。