周術期の絶食期間の短縮化が術後早期回復に寄与
第28回日本内視鏡外科学会総会
2016年01月15日 15:00
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ERAS(Enhanced recovery after surgery)プロトコルでは,周術期の絶食期間の短縮が提唱されている。国立病院機構大阪医療センター外科医長の宮本敦史氏は,開腹肝切除の際の術前経口補液と早期経口摂取が腸管運動機能の早期回復に有用であることを報告してきたが,この管理法を腹腔鏡下肝切除に導入することで,さらに術後の早期回復につながる可能性があると,第28回日本内視鏡外科学会(12月10日~12日,会長=関西医科大学腎泌尿器外科教授・松田公志氏)のパネルディスカッション「内視鏡手術におけるERASの効用」で報告した。