帝王切開児に腟液塗り付ける行為が流行?
2016年03月03日 07:20
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(c)Thinkstock/Getty Images
経腟分娩で生まれる児は,産道でさまざまな細菌にさらされることにより,免疫力が高まるとされている。帝王切開児ではこうした恩恵が受けられないため,出産後すぐに母親の腟内を綿棒でこすり,綿棒に付着した腟液を新生児の口や目元,皮膚に塗り付ける"vaginal seeding"を要求する親が増えているという。エビデンスに欠けるこの行為について医療従事者はどう関わるべきか,英・Imperial College LondonのAubrey J. Cunnington氏らがBMJ(2016年2月23日オンライン版)の論評で考察している。