iPS細胞と細胞シートとのシナジー創出を
岡野光夫氏が第15回日本再生医療学会総会で講演
2016年04月20日 07:20
2名の医師が参考になったと回答
細胞シート工学を応用したTissue Engineeringを推進している東京女子医科大学先端生命医科学研究所特任教授の岡野光夫氏は「自家細胞を用いた細胞シートが再生医療等製品として条件・期限付き承認となったが,課題は低コストでの大量の他家細胞ソースならびに再生医療等製品の開発だ。ヒトiPS細胞の技術と細胞シート工学とのシナジー創出が解決策の1つである」と,第15回日本再生医療学会総会〔3月17~19日,会長=大阪大学大学院脳神経感覚器外科学(眼科学)主任教授・西田幸二氏〕の「iPS細胞発表10周年特別企画シンポジウム:再生医療・生命科学研究の未来」で強調した。