足・爪白癬の慢性化と感染拡大に歯止めを(2)
KOH法による診断
2016年05月19日 10:40
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足・爪白癬の治療を行うには,水酸化カリウム(KOH)溶液直接鏡検法(以下,KOH法)による確定診断が求められる。しかし近年,KOH法を行わずに,白癬の既往歴や臨床所見に基づいて治療を行っている医師は少なくないという。しかしKOH法の施行なしに治療を開始すると,思わぬ落とし穴もあるという。金沢医科大学皮膚科学講座教授の望月隆氏,揖斐厚生病院(岐阜県揖斐郡)皮膚科部長の藤広満智子氏に,足・爪白癬の診断について聞いた。〔関連記事:(1)高齢者足・爪白癬の疫学と病態〕