糖尿病の食事療法、脂質の「質」にも留意
糖尿病患者の食事療法
2016年06月24日 07:15
糖尿病は心血管病リスクが高いことなどから、日本糖尿病学会の提言では総脂質摂取比率を25%/日以下にすることが推奨されている。動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは20〜25%にすべきとしている。東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座教授の吉田博氏は食事療法における研究から脂質に関するエビデンスを示し、「脂質の量と質を考えて対応することが重要だ」と、第59回日本糖尿病学会年次学術集会(5月19~21日、会長=京都大学大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏)のシンポジウム「食事療法の新たなエビデンスを求めて」で述べた。