H. pylori感染GL、適応疾患の改訂ポイント
7年ぶりの改訂
2016年07月06日 07:05
2013年のHelicobacter pylori(H. pylori)感染胃炎への除菌治療の保険適用拡大を受け、「H. pylori 感染の診断と治療のガイドライン(GL)」が今年(2016年)、7年ぶりに改訂されることになった。慶應義塾大学医学教育統轄センター教授の鈴木秀和氏は、新GLの適応疾患について、第22回日本ヘリコバクター学会学術集会(6月24〜26日、会長=大分大学環境・予防医学講座教授/ベイラー医科大学消化器内科教授・山岡吉生氏)のパネルディスカッション「新ガイドライン2016の改正ポイント」で解説した。新GLでは適応疾患の他、「H. pylori感染との関連が推測されている疾患」として、新たにパーキンソン病(PD)、アルツハイマー型認知症(AD)、糖尿病なども記載される。