新機序の「PCSK9合成阻害薬」有効性確認
年2回投与も視野に、第Ⅱ相試験の中間解析結果
2016年10月24日 07:05
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米・The Medicines Companyは10月18日、新規クラスの脂質低下薬であるPCSK9合成阻害薬(PCSK9si、またはALN-PCSsc)の第Ⅱ相試験として進行中のORION-1試験において、有効性と安全性が確認されたとする中間解析の結果を同社の公式サイトで発表した。PCSK9siはRNA干渉という新たなメカニズムに基づく皮下注射製剤。同社は「年2~3回の投与でも強力かつ持続的なLDL-C低下作用が期待できる」としている。今回発表されたのは90日間の追跡結果だが、今年11月に米ニューオーリンズで開催される米国心臓協会学術集会(AHA 2016)では180日間の追跡結果が発表されるという。