結核診断の指針、17年ぶりに改訂
米国感染症学会など
2016年12月19日 07:10
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米国感染症学会(IDSA)は12月8日、同学会および米国胸部学会(ATS)、米疾病対策センター(CDC)が合同で策定した結核診断ガイドライン(GL)をClin Infect Dis(2016年12月8日オンライン版)で公表した。インターフェロンγ遊離試験(IGRA)と呼ばれる新たな検査法が登場したことを受け、17年ぶりに改訂された。米国は結核の低蔓延国だが、米国外の出身者や刑務所内の受刑者などでは依然として感染率が高いため、こうした高リスク者における潜在性結核感染症 (latent tuberculosis infection : LTBI)の早期発見にIGRAなどを活用し、発病を予防するための治療を開始することが推奨されている。