心不全の共存症ごとに管理指針提示
AHAが初めて
2016年12月21日 07:25
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心不全(HF)患者は、高血圧症や糖尿病、脂質異常症、肥満、メタボリックシンドロームにも罹患していることが多い。これらの疾患がHFの発症に影響を及ぼすことは知られているが、HF発症後の患者の臨床アウトカムへの影響は予測困難とされており、HF患者における共存症管理の問題に疾患別に踏み込んだ詳細なガイドライン(GL)は存在しない。そこで、米国心臓協会(AHA)は初めてHF患者における高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、メタボリックシンドロームの管理指針に関してScientific Statementを作成、提示した。その全文はCirculation(2016; 134: e535-e578)に掲載された。