キイトルーダの特許侵害訴訟問題が決着
2017年01月24日 17:25
ペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)の販売などに関する特許侵害訴訟問題が決着した。小野薬品工業および米・ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)社は、両社とPD-1を発見した本庶佑氏との共有に関する抗PD-1抗体ニボルマブ(商品名オプジーボ)の用途特許および物質特許を保有しているとのことで、同じく抗PD-1抗体であるペムブロリズマブを開発・販売する米・Merck社に対し、特許侵害訴訟を起こしていた。しかし両社はこのたび和解、ライセンス契約を締結した。これにより、Merck社は小野薬品工業およびBMS社に対し、頭金として6億2,500万ドルを支払う他、ロイヤルティとして2023年まではペムブロリズマブの全世界売上の6.5%を、2024年〜26年は2.5%を支払うことになった。