PCSK9阻害薬に最適使用ガイドライン
厚生労働省
2017年04月04日 07:05
厚生労働省は3月31日、前駆蛋白質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9) 阻害薬であるエボロクマブ(商品名レパーサ)とアリロクマブ(同プラルエント)の「最適使用推進ガイドライン(GL)」を公表した。「革新的な新規作用機序医薬品を真に必要な患者に提供することが喫緊の課題」として、GLでは投与の対象となる患者選択の基準を提示。また、それぞれの薬剤の使用について「十分な知識があり、一定の能力を有する医師が所属している」といった施設に求められる具体的な要件も示されている。なお今年(2017年)2月には、初の最適使用推進GLとなるニボルマブ(商品名オプジーボ)とペムブロリズマブ(同キイトルーダ)のGLが公表されている。