やまゆり園事件~消防隊の対応~
安全確保、現場把握などに困難
2017年04月13日 07:10
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昨年(2016年)7月に神奈川県の障害者施設・津久井やまゆり園で起きた殺傷事件では、発生後間もない時期から警察官や消防・救急隊員に加え、複数の医療チームが現地で応急処置やトリアージを実施し、多数の傷病者を近隣の医療機関に搬送した(関連記事1、関連記事2)。事件発生当日、相模原市消防局(神奈川県)内に立ち上げられた警防本部で対応していた、同局救急課担当課長の石井茂氏は、今回の活動で苦心した点として、消防隊員や医療スタッフなどの安全の確保や大規模な施設における全体像の把握などを挙げ、今後の課題になると第22回日本集団災害医学会(2月13~15日)で述べた。