やまゆり園事件~医療班の対応~
救助活動を通じて精神的支柱に
2017年04月13日 07:05
2名の医師が参考になったと回答
昨年(2016年)7月に神奈川県の障害者施設・津久井やまゆり園で起きた殺傷事件では、発生後間もない時期から警察官や消防・救急隊員に加え、複数の医療チームが現地で応急処置やトリアージを実施し、多数の傷病者を近隣の医療機関に搬送した(関連記事1、関連記事2)。現地へ向かった各医療チームは施設内の全傷病者に対する2次トリアージをはじめさまざまな救助活動に携わると同時に、現場で活動していた消防隊員らを精神的に支える役割も果たしていたことが第22回日本集団災害医学会(2月13~15日)で示された。