どう捉える? 薬剤耐性率の目標値
薬剤耐性対策アクションプランより
2017年05月12日 07:20
世界規模で見られる薬剤耐性菌に関する問題に対処するため、わが国は2016年4月に薬剤耐性(AMR)対策アクションプランを策定した。同プランでは主な感染症を引き起こす細菌の薬剤耐性率について、2020年までに達成すべき目標値を具的に定めている。東邦大学微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏は、その主な目標と現状について、同大学大森病院のデータを示しながら比較、分析し、第91回日本感染症学会/第65回日本化学療法学会(4月6~8日)で報告した。各目標値はかなり厳格で、期日までの達成には予断を許さない状況であるという。