急性蕁麻疹にステロイドは無効
2017年05月12日 07:10
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急性蕁麻疹に対しては第2世代のヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン薬)が第一選択薬として推奨されているが、ステロイドの追加が有用である可能性も指摘されている。このほどフランス・Toulouse University HospitalのCaroline Barniol氏らは、救急部(ED)を受診した急性蕁麻疹の患者100例を対象に前向きランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施した結果、痒みの消失または治癒に至るまでの期間短縮に関して、ステロイドを追加しても抗ヒスタミン薬単独を上回る効果は得られなかったとAnn of Emerg Med(2017年5月3日オンライン版)に発表した。