糖尿病療養指導士が処方提案、成果は?
プライマリケアにおける効果を調査
2017年06月13日 10:20
一般的な糖尿病診療を担うプライマリケア施設では、患者の糖尿病の進行に応じて、より強化した治療を導入することが難しい場合がある。それは専門的な知識が不足している場合の他、療養指導に十分な時間が取れない場合やさまざまなリソースが欠けている場合などが考えられる。これらの障害を乗り越える手段として、米国の一部では今、従来は病院内で働くことが多かった糖尿病療養指導士(diabetes educators; DEs)が、プライマリケア医とその患者を支援する試みが始まっている。米・University of Pittsburgh Diabetes InstituteのLinda Siminerio氏は、実際の受け入れ状況と血糖コントロールの改善が良好であることを第77回米国糖尿病学会(ADA2017、6月9~13日、サンディエゴ)で示し、プライマリケアにおける糖尿病療養指導士の協力が有用であると報告した。