心不全のリハビリプログラムを新たに作成
急性期から回復期、維持期までフォロー
2017年07月31日 06:15
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現在、わが国では日本循環器学会が作成した「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン」が存在するが、同ガイドライン(GL)は心臓リハビリテーション(以下、リハビリ)の具体的な手順などまで記載されているわけではない。そこで、藤田保健衛生大学坂文種報德會病院院長(循環器内科教授)の井澤英夫氏は、自身が策定部会の部会長を務め、新たに作成した「心不全の心臓リハビリテーション標準プログラム2017」の概要を第23回日本心臓リハビリテーション学会(7月15~16日)で説明した。同プログラムでは、心不全の①急性期②前期回復期③後期回復期④維持期-に分け、それぞれの時期で行うべきポイントが具体的に示されており、①は入院~病態安定、②は病態安定~退院、③は退院~外来リハビリによる病態安定、④はそれ以降の時期を想定している。