GLP-1薬でパーキンソン病の運動能力が改善
エキセナチドのランダム化比較試験
2017年08月22日 14:32
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糖尿病の治療に使用されるGLP-1受容体作動薬エキセナチドは、パーキンソン病(PD)の動物モデルにおいて運動能力などの改善につながる神経保護作用を発揮することが知られている。英・University College LondonのDilan Athauda氏らは、ヒトを対象にした単施設二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験で通常治療に併用したエキセナチドの効果を検討。その結果、同薬が抗PD薬非投与下(off-medication状態)の患者の運動スコアを改善することが示されたとLancet(2017年8月3日オンライン版)に発表した。