XLH治療薬burosumabをFDAに申請
日本でも開発中
2017年08月25日 18:00
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協和発酵キリンは、同社および米・Ultragenyx Pharmaceutiacalで共同開発中の成人X染色体遺伝性低リン血症(XLH)を適応とするburosumabの承認申請を、欧州に続き米国で行ったと、8月24日に公式サイトで発表した。XLHは、血中リン濃度を調節する線維芽細胞増殖因子(FGF)23の高発現に起因する先天性の希少疾患で、慢性的な低リン血症により骨の成長・維持が障害される特徴を持つ(関連記事:「読み解くためのキーワード:FGF23」、「低リン血症性疾患の 診断・治療」)。BurosumabはFGF23を阻害する完全ヒト型抗体医薬で、XLHの治療薬としては初となる。なお、同薬の国際共同臨床試験には日本も参加している(関連記事:「XLH治療薬、初の適応症でPⅢ結果を公表」)。