C型肝炎のDAA治療後は他臓器がんに留意
2017年10月31日 06:20
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C型肝炎患者では、インターフェロン(IFN)フリー直接作用型抗ウイルス薬(DAA)による治療後、早期に肝発がんや再発が多いと報告されている。その機序としてC型肝炎ウイルスの急速な排除による自己免疫の正常化、がん免疫監視機構の低下などが想定されるが、これらの機序は他臓器の発がんにも関与している可能性がある。国立病院機構京都医療センター消化器内科診療部長の勝島慎二氏は「IFNフリーDAA治療を受けたC型肝炎患者ではIFNベース治療よりも他臓器発がんが多いことに留意すべきである」と第25回日本消化器関連学会週間(JDDW 2017、10月12〜15日)で報告した。