死亡者の半数超でフェンタニル陽性
米国のオピオイド過剰摂取
2017年11月08日 06:01
米国では、オピオイド鎮痛薬の過剰摂取による死亡の急増が大きな問題となっている。米疾病対策センター(CDC)のJulie K. O'Donnell氏らは、米国10州における昨年(2016年)下半期(7〜12月)のオピオイド過剰摂取による死亡者の半数以上で、フェンタニル(モルヒネの50〜100倍の強力な合成オピオイド)の陽性反応が示されたとMorb Mortal Wkly Rep(MMWR、2017: 66: 1197-1202)に発表した。