褥瘡の発生率は低下したのか?
第4回日本褥瘡学会実態調査報告
2017年11月10日 10:30
日本褥瘡学会では、2006年から3年ごとに褥瘡の実態調査を行っている。同学会は昨年(2016年)10月に褥瘡〔従来の自重関連褥瘡および医療関連機器圧迫創傷(MDRPU、読み解くためのキーワード:医療関連機器圧迫創傷)〕の有病率、推定発症率などに関する第4回実態調査を行った。同学会実態調査委員会委員長で金沢医科大学看護学部成人看護学教授の紺家千津子氏は、第19回日本褥瘡学会(9月14〜15日)で調査の解析結果を報告した。これまでの調査結果と比べて褥瘡全体では下げ止まり、MDRPUは微増傾向が見られた。(関連記事:新たな創傷原因として注目される「医療関連機器圧迫」の実態が明らかに)