第54回ベルツ賞に睡眠研究で筑波大・柳沢氏ら
睡眠制御パスウェイ解明の端緒を開く
2017年12月01日 13:55
賞状とメダルを授与された船戸氏(左から2人目)、柳沢氏(左から4人目)
ベーリンガーインゲルハイムジャパンは11月30日、第54回(2017年度)ベルツ賞の受賞論文を発表した。今回の募集テーマは「睡眠の機構とその障害」で、1等賞には「フォワード・ジェネティクスによる、睡眠制御とその障害の解明」(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長/教授・柳沢正史氏、同機構教授・船戸弘正氏)が、2等賞には「個人の睡眠・覚醒リズム特性と求められている社会時刻とその不調和による心身の異常とその病態生理に関する研究」(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所・精神生理研究部部長・三島和夫氏、同研究所・精神生理機能研究室室長・肥田昌子氏、同研究所・臨床病態生理研究室室長・北村真吾氏)が選出された。同日、東京都内のドイツ大使公邸で贈呈式があり、1等賞受賞者には800万円、2等賞には400万円の賞金と賞状、メダルが授与された。