前立腺がん対象の試験、早期に盲検解除
実薬群で骨折、死亡が多い
2017年12月05日 06:00
独・バイエル社は11月30日、塩化ラジウム(Ra)-223(商品名ゾーフィゴ)の第Ⅲ相試験を早期に盲検解除するようデータモニタリング委員会(Independent Data Monitoring Committee;IDMC)から勧告を受けたと発表した。骨転移のある去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)患者を対象にした盲検試験において、プラセボ群に比べてRa-223とアビラテロン酢酸エステルおよびプレドニゾン(またはプレドニゾロン)を併用した群で、骨折および死亡がより多く見られたため。