当直を宿直扱い、実態と乖離する勤務環境
四病院団体協議会・宿日直の許可基準は非現実的
2017年12月26日 06:15
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四病院団体協議会(通称四病協:日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)の「病院医師の働き方検討委員会」(以下、同検討委員会)は、今年(2017年)5~10月に4回の委員会を開き、医師の働き方や労働環境について検討を重ねた。検討項目のうち宿日直について、当直※1であるにもかかわらず実際には宿直※2として取り扱われており、同検討委員会は「現行の宿日直の許可基準は現実と乖離している」との認識を示していることが分かった。同検討委員会委員長で日本病院会副会長、済生会福岡医療福祉センター総長の岡留健一郎氏が、第79回日本臨床外科学会(11月23~25日)で報告した。(関連記事:「【キーワード】(医師の)働き方改革」)