今年は東北南部、関東、東海で花粉飛散多く
気象条件と雄花調査などから予測
2018年01月15日 06:05
年が明け、花粉の飛散が気になる時期に入ってきた。NPO花粉情報協会理事で気象予報士の村山貢司氏は、昨年(2017年)12月21日、東京都で開かれた同協会主催のセミナーで、今年(2018年)春のスギ・ヒノキ花粉飛散量についての予測結果を公表した。昨年9月に実施した前回のセミナーでは昨夏の気象条件と過去の花粉飛散量から予測されたが、今回はそれらに加え、昨秋以降のスギ雄花の調査結果も考慮して予測。北陸を除く全国の観測地点において、過去10年の平均(10年平均)より飛散量が増加し、東北南部から関東、東海地方ではかなり多くなる見込みであるという(以下、雄花数は「個/m2/season」、飛散量の単位は「個/cm2/season」を「個」と表記)。