先天性心疾患の成人への移行医療に提言
小児循環器科医はいつまで診療すべきか
2018年01月15日 06:15
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治療技術の向上に伴い、小児期に先天性心疾患(CHD)を発症し成人期を迎えた成人先天性心疾患(ACHD)患者数が増加している。CHD手術では遺残症や続発症などを伴うことが多く、患者は生涯にわたり経過観察が必要となるが、小児期の専門診療体制をそのまま成人期の診療に当てはめることはできない。患者が継続的に医療を受けるため、特に重要となる小児から成人への「移行医療」について、日本循環器学会など8学会が「先天性心疾患の成人への移行医療に関する提言」を発表した。(関連記事:「先天性心疾患、手術進歩で新たな課題」、「AMED主導で成人先天性心疾患患者DBを構築中」)