ギャンブルやゲームへの依存の実態は?
久里浜医療センターが国際フォーラム開催
2018年03月08日 06:15
政府が進める統合型リゾート(IR)実施法案によるカジノ解禁で懸念されるギャンブル依存の増加。こうした中、今年(2018年)2月に入り、ギャンブル依存症対策基本法案の早期成立を目指す超党派議員による動きが活発化している。一方、近年のスマートフォン(スマホ)の普及により、インターネット(ネット)やオンラインゲーム依存に対する社会的な関心が高まる中、今年6月には世界保健機関(WHO)が国際疾病分類第11版(ICD-11)に「ゲーム障害」を新設する見通しだ(関連記事)。これらの依存が社会に広く認知される以前から専門の治療・研究部門を設立し、多くの患者を診療してきた久里浜医療センターが、「第1回国際ギャンブル・ネット依存フォーラム」を横浜市で開催した。同センター副院長の松下幸生氏と同院長の樋口進氏が、それぞれの依存について国内の実態を報告した。