慢性痛治療における催眠活用の可能性を検討
2018年03月29日 06:10
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医学催眠もしくは臨床催眠は、患者に暗示を与え、治療目的に沿った心身の経験ができるよう導く方法である。副作用が少ない安全な方法であるが、慢性痛に対する効果と適応は明らかにされていない。愛知医科大学学際的痛みセンター客員研究員で臨床心理士の水谷みゆき氏らは、学際的治療にもかかわらず改善が得られない難治性慢性痛患者に対し、個別的な催眠の適用を試みてきた。同氏は、第47回日本慢性疼痛学会(2月16〜17日)で催眠療法の実際を紹介しながら、慢性痛治療における催眠の位置付けと活用の可能性を示した。