ジクロフェナク坐薬、25mgでも膵炎予防
2018年06月04日 06:20
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低侵襲医療のニーズが高まるとともに、膵・胆道疾患に対する内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)の普及が進んでいる。しかし、ERCP施行後には合併症として膵炎が生じることがある。高山赤十字病院(岐阜県)消化器内科の奥野充氏は、ERCP後膵炎(PEP)予防における低用量ジクロフェナク坐薬(25mg)の有効性と安全性を検討し、「同薬は25mgでもPEP予防に有望で、高齢者などの高リスク患者でも安全に使用できる」と第104回日本消化器病学会(4月19〜21日)で報告した。