日本発デバイスでOSAが改善
単群試験でAHI軽減示す
2018年06月14日 06:20
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使い捨てタイプの鼻腔挿入デバイス(nasopharyngeal airway stent;NAS、商品名ナステント)は、いびきや閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の改善を目的として、日本で開発された(関連記事)。これまでにOSA患者やいびき症者を対象に国内で実施された小規模研究から、OSAにおける無呼吸低呼吸指数(AHI)の低下やいびきの有意な改善などが認められている。米・Stanford UniversityのClete A. Kushida氏らは、NASの開発に携わってきた筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構主任研究者の佐藤誠氏らと共同で、非ランダム化試験によりOSAに対する同デバイスの有効性について検討。AHIの軽減や高い忍容性などの結果が得られたとして、第32回米国睡眠学会(SLEEP 2018、6月2~6日、ボルティモア)で発表した。