AIによる皮膚腫瘍の鑑別、専門医より正確に
画像用いた学習で14種を識別可能
2018年07月30日 06:10
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皮膚疾患の診断において視診は重要である。しかし、"悪性黒色腫"と"ホクロ"のように非常に外見が似通い、視診による鑑別が難しいケースもあるため、これまで画像診断技術を用いた鑑別に関する研究が行われてきた。筑波大学皮膚科教授の藤本学氏らは、人工知能(AI)を利用した皮膚腫瘍の診断補助システムを開発した。同システムでは、AIの学習に必要な画像数を従来の半数以下に抑えつつ、一般的な皮膚科専門医より正確に14種の皮膚腫瘍を鑑別診断できたという。この研究成果はBr J Dermatol(2018年6月14日オンライン版)に掲載された。