COPDガイドラインの改訂で薬物療法に変化
2018年08月24日 06:00
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「健康日本21(第二次)」において、慢性閉塞性肺疾患(COPD)はがん、循環器疾患、糖尿病と並んで対策を必要とする主要な生活習慣病として位置付けられている。しかし、2011年にGlobal Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease(GOLD)日本委員会が行った調査では、日本におけるCOPDの認知度はわずか25%であり、健康日本21では2022年における認知度を80%まで向上させることを目標としている。東北大学大学院呼吸器内科学分野教授の一ノ瀬正和氏は、日本ベーリンガーインゲルハイムが開催したメディアラウンドテーブルにおいて、2018年4月に改訂された「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン 第5版」の改訂ポイントおよび国際共同試験における日本人データの特徴について解説した(関連記事:「COPDガイドライン最新版では診断基準を充実」)。