魚を食べると大動脈疾患死予防に?
国内の大規模コホート36万人超をメタ解析
2018年10月23日 06:10
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高齢化が加速する日本では、従来とは違い大動脈瘤や大動脈解離といった大動脈疾患が増えつつある。国立がん研究センターと筑波大学などの研究グループは、国内で実施された8件の大規模コホート研究の参加者36万人以上を対象にメタ解析を行い、魚の摂取頻度と大動脈疾患死亡リスクとの関連を検討。その結果、魚をほとんど食べない人は、大動脈疾患による死亡リスクが高くなることが明らかになったと、Clin Nutr(2018年8月16日オンライン版)に発表した。魚の摂取と大動脈疾患死との関連を疫学的に示したのは世界初である。