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乳がんの第Ⅲ相試験で初! 免疫治療が奏効

未治療・進行例へのアテゾリズマブ追加でPFS改善:IMpassion130

2018年10月26日 17:25

20名の医師が参考になったと回答 

 切除不能な局所進行または転移性のトリプルネガティブ乳がん患者の一次治療において、アルブミン懸濁型パクリタキセル(nab-パクリタキセル)と抗PD-L1抗体アテゾリズマブを併用することで、無増悪生存期間(PFS)の有意な改善が認められことが第Ⅲ相ランダム化比較試験IMpassion130の結果から明らかになった。トリプルネガティブ乳がんを対象とした第Ⅲ相試験で免疫治療による予後改善が示されたのは初となる。英・Queen Mary University of LondonのPeter Schmid氏らが欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2018、10月19~23日、ミュンヘン)で発表。N Engl J Med2018年10月20日オンライン版)に同時掲載された。PFSは同試験の2つの主要評価項目の1つで、有効性解析(intention-to-treat;ITT)集団とPD-L1陽性のサブグループのいずれにおいてもアテゾリズマブの追加による病勢進行または死亡のリスク低下が認められたという。

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