ビタミンDとω-3はがん・心血管疾患を予防せず
地域住民約2万6,000例を対象としたRCT
2018年11月16日 06:00
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米・Brigham and Women's Hospital/Harvard Medical SchoolのJoAnn E. Manson氏らの研究グループは、がんおよび心血管疾患に対するビタミンDとn-3系脂肪酸(ω-3脂肪酸)の予防効果の検証を目的として、米国の一般住民約2万6,000例を対象にプラセボ対照ランダム化比較試験VITALを実施。その結果、ビタミンDまたはω-3脂肪酸を補充しても、がんと心血管疾患の発生はいずれも減少しないことが分かった。結果は米国心臓協会学術集会(AHA 2018、11月10~12日、シカゴ)で発表され、N Engl J Med(2018年11月10日オンライン版、2018年11月10日オンライン版)に同時掲載された。