このままでは医薬分業が患者の不利益に
薬局薬剤師が医師・病院薬剤師に望む連携と情報共有
2019年02月04日 06:10
15名の医師が参考になったと回答
精神疾患患者に対する服薬指導には困難が付きまとう。薬局薬剤師が丁寧な説明を心がけても、副作用や相互作用に対する患者の受けとめ方によっては、過剰反応や症状悪化の引き金になる。また、医師と異なる説明を行うと、医師-患者の関係を崩し、治療の成否に影響を及ぼしかねない。これらを回避するには、薬局薬剤師と医師・病院薬剤師との連携が不可欠だ。トライアドジャパン薬局事業統括本部の竹内尚子氏は、第28回日本臨床精神神経薬理学会/第48回日本神経精神薬理学会(2018年11月14〜16日)のシンポジウム「精神科医と薬剤師のクロストーク」で患者および医療従事者を対象に行ったアンケート結果から、薬局薬剤師が置かれている状況を①患者②医師③制度―の3つの観点から考察。情報共有を中心とした連携構築の必要性を訴えた(関連記事:疑義照会を受けた医師の本音はコレだ!)。