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響け 障害者プロ楽団...中洲ジャズ 14日に出演〔読売新聞〕

 2019年09月12日 17:49
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 知的障害がある人たちでつくる福岡市のプロ楽団「 JOYジョイ倶楽部くらぶ ミュージックアンサンブル」が、14、15日に同市・中洲で開かれる音楽フェスティバル「中洲ジャズ」に出演する。本格的な音楽イベントは初めてで、難度の高いジャズに初挑戦する。

「お客さんと盛り上げたい」

 楽団は打楽器や 鍵盤けんばん 楽器などの合奏団で、1993年に結成。2002年には博多区の就労継続支援B型事業所「JOY倶楽部」の一部門となり、団員は事業所で楽器を練習し、イベント出演料を工賃として事業所から受け取っている。音楽活動を仕事にしている事業所は全国でも珍しいという。今では全国の学校や福祉イベントなどで年間約50公演をこなす。

 現在はダウン症や自閉症の32人(20~48歳)が所属。楽譜を読めない人も多いが、鍵盤に音階をカタカナで書き込んだり、曲を聴いて覚えたりして演奏。ポップスや童謡など、レパートリーは30曲を超える。

 中洲ジャズは地元の町内会などでつくる実行委員会主催。今年で11回目を迎える音楽イベントで、前回は2日間で10万人が来場した。今年は女優でピアニストの松下奈緒さんや韓国人歌手のKさんら国内外の約80組がステージで演奏。楽団の出演は、市の委託で障害者支援事業を手がけるイベント企画会社「エフ・ジェイ エンターテインメントワークス」が、「障害者の音楽活動を知ってもらいたい」と実行委員会に働きかけて実現した。

 当日はポップスなど4曲を披露するほか、福岡県出身のサックス奏者・鬼塚康輔さん(33)との共演で「この素晴らしき世界」などジャズ2曲を演奏する。障害の特性で複雑なリズムを取ることが苦手な団員もいるが、8月下旬に行われた鬼塚さんとの合同練習では何度も音合わせを繰り返して完成度を高めた。

 ドラムス担当の塩川真樹さん(26)は「ジャズは難しいけれど、中洲ジャズで演奏できるのがうれしい」と笑顔。事業所の職業指導員、森山 知会里ちえり さん(34)は「誰もが感動を共有できるのが音楽の素晴らしさ。お客さんと一緒にステージを盛り上げたい」と話している。

 出演は14日午後6時10分から、キャナルシティ博多サンプラザステージで。鑑賞無料。問い合わせは同実行委(092・292・2212)へ。

(2019年9月12日 読売新聞)

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